不登校のご相談に乗っていて、よく聞かれる相談の一つが
「○○と思っていますが、本人に言って大丈夫でしょうか?」
きっと健全な親子関係なら、悩まずに言えることが、不登校を経験した親子の場合、当たり前のことが言えなくなってしまいます。
①あなたの部屋のカーテン開けていい?空気の入れ替えしたいんだけど?
②夏休みに通信制高校のオープンスクール行かない?
③眠れないんだったら、一緒に心療内科に行ってみない?
④食事は一緒にダイニングで食べない?
⑤次の休みに遊びに行かない?
声掛けは全然していいと私は思っています。断られたり、地雷が爆発はすると思いますが、声掛けはしてください。怖がって何も声をかけなくなることが一番不幸なことです。(あのね、地雷怖がってたら不登校の親なんて出来ないよ?ちなみに①~⑤までのような声掛けで地雷が爆発した程度じゃ親子関係は終わったりしません)
進学や就職に関する大切な話し合いをする時は、取り留めのない雑談が普通にできる関係性がしばらく続いて、絆が深まってから本題に入っていくのがお互いにストレスがない状態です。
ところが全く親子の信頼関係も雑談もないのに、本題をぶつける親がいますが、それは大NGです。それは交際期間もなくプロポーズするぐらいの愚かさです。