【不登校の対応】睡眠不足や昼夜逆転が回復の妨げになる事実

不登校の対応

当然ですが、不登校の経過の中で昼夜逆転する子はとても多いです。これは一度やってみるとわかるのですが、非常に回復の妨げになります。

「せっかくヤル気になってきたのに、朝起きれなくて予定に間に合わない」

これは非常にもったいないです。私は何例も、眠剤で昼夜逆転を整えてあげただけで、活動的になり外出することができるようになった子たちを知っています。特に④回復期においては眠剤の力を借りると多少ハードな予定でもこなすことができるようになり、とても自分に自信がつきます。

「夜、寝れなかったらどうしよう、朝起きれなかったらどうしよう?」

この心配事が不登校児からなくなるだけで、どれだけ気持ちが楽になるか・・・!

心は回復しているのに「習慣」によって外に出られないという状況を改善することができます。それに同じ睡眠時間であっても夜寝るのと日中寝るのとでは身体の状態が全然違います。逆転しているといつも体調不良です。

つまり②混乱期に眠剤を使っても効果は出にくいです。

②混乱期、④回復期についての詳しい解説が必要な方はREQUにて販売しております↓

よくある質問で、こんな若い子が眠剤を飲んで大丈夫なのか?耐性がついてしまってどんどん強い薬を飲まないと眠れなくなるのではないか?という質問を受ける時もあります。

私が扱った例ではそういう子はいませんでした。学校なり仕事が忙しくなると、夜眠れるようになるんです。疲れて横になり「あ、薬飲むの忘れた・・・」そう感じながら寝ちゃうんです。その後飲み忘れる事が増え、逆に飲むと長く寝すぎてしまうなんてことが続くと完全に薬を手放します。

でも、時々、ここぞ!って日が訪れます。試験だったり、デートだったり、大切な約束です。でも大丈夫、眠れなかったら薬飲めばいいから!と気楽に予定を立てられます。結局飲まずに寝ることになるんですけどね。ただ、眠剤というお守りを持っているだけで心はぐっと穏やかになります。気楽に予定が立てられます。

頑なに精神科医療の助けを借りない方がいますが、もっと柔軟に医療の助けを借りていいと思いますよ。

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