【不登校だった私のこと】過去が追いかけてくる

不登校の過去

私が今、幸せに楽しく暮らせているのは、8年間の不登校とひきこもりの過去を清算したからじゃないな・・・と思っています。両親のこと大好き!ってわけでもないし、実家に帰るのは未だに気が重い。

元ひきこもりを親友にカミングアウトした時の話しはこちら↓

元ひきこもりを親友にカミングアウト | ひきこもりサバイバー (takadaburari.net)

では、なぜ前向きになれたのかな?と思うと、自分の負い目とともに「そこそこ」の人生を歩むことを決めたからなのかな?と思います。

今の状態は成功者というわけではないし、決してお金持ちというわけではないし、それなりに家庭内も問題があります。

今朝も長男に無視されて、ちょっぴり悲しい。

娘の髪をくくってあげたら、「もうちょっと高い位置が良かった」とダメ出しされ「もうええしな!」とキレながら登校していくし。

在宅勤務の夫が顔を出し「もうちょっと静かにしてくれへん?」とか言ってくるし

チッて舌打ちです。

でも、毎日を一生懸命に生きているし、長男に無視されても「なんか嫌なことがあったんかな?」と今晩は長男の好きな鶏手羽の甘酢炒めにしようかなって思っているし、月末で懐具合はかなり厳しい。でもこの状態が私は好きです。

実家にいるころはお金の心配なんてしたことなかったですけどね(笑)

時々、フラッシュバックしてもう亡くなった自分の母に猛烈に腹が立つことがあります。けれど、生活の中で「おっと、ワイシャツにアイロンかけなきゃ」とか「今のうちに買い物行っとくか」とか…が優先されてドタバタしているうちに忘れてしまいます。

逆に母が例えば涙の改心をし、母娘で抱擁して全てを水に流したとしてどうなるんだろうと思います。こんなドラマみたいな展開はありえないんですけど、仮にあったとしても私は未だにあの時のことがフラッシュバックすると思うんです。(実は当初この記事をブログに書いていた頃は母もまだ元気でしたが、母が亡くなる二日前、私がお見舞いに行くと「ぶらりちゃん、あの頃のこと怒ってる?」と聞いてきました。私は母の手を握りながら「怒ってないよ、感謝してるよ」と泣きながら母娘で涙の抱擁をしております)

いろんなものを引きずりながら、それでも私は前を向いて歩いていきます。

間寛平さんの持ちギャグの一つ、「引きずり女」って、実に哲学的だな~って考えさせられます。

*引きずり女とは、十二単を着て、捨てられなかった物や未練を髪の毛にくくりけている女性で手には「引きずり女は福を呼ぶ」と書かれた扇子を持っています。今流行りのサバサバ女の対極にいるような人でしょうか?

画像はネットからお借りしました。自前で持ってるはずないよね(笑)

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